資格

公害防止管理者試験|大気特論の計算問題を徹底解説

引用元:公害防止管理者試験より

2023年の問題3を解説します。

酸素濃度は不明確であるため、一旦無視します。

乾き排ガス中CO2:12.6vol %

湿り排ガス中H2O:4.71vol %

両者を同じベースで計算します。

(湿り排ガス中H2O以外の成分)=(乾き排ガス中の全ての成分は)

=100-4.71=95.29%

(湿り排ガス中CO2成分)=95.29×12.6/100=12.01vol %

CO2:H2O =12.01vol %:4.71vol %

CとHの比をだします。H2Oには、Hが2原子含まれます。

C:H = 12.01:4.71×2 = 12.01:9.42 = 1.275vol %:1vol %

この時点で、C>Hとなることから、(1)〜(3)の選択肢を消去できます。

次に質量%に変換します。

C質量%:H質量% = 1.275×12:1×1 = 15.3質量%:1質量%

よって、(5)が正解となります。

一見難しい問題に見えましたが、落ち着いて考えてみると解けない問題ではありません。

何度か復習し、計算練習に取り組みましょう。

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