工業系の計算は掛け算や割り算を用いることが多いです。
計算はそれほど難しくないにも関わらず、特徴的な計算方法があります。ここでは、内割と外割について解説します。
コンクリートの配合設計で用いられることがありますので、例をあげて説明します。
猫リーマン
- この記事を書いた人
- 一部上場企業の製造業勤務10年以上勤務
- 化学工業系に特化した内容を発信
- 技術者レベルアップを目的としたサイトを運営中
Contents
セメントと混合材を使って解説します
コンクリートは、セメント+水+細骨材(砂)+粗骨材(砂利)で構成されています。
ここでは計算例を簡略化するため、セメント+混合材で説明します。
20%の割合で混合材を内割、外割で添加した場合を計算します。
内割計算
製品:300kg=セメント:240kg + 混合材:60kg
混合材内割=60kg/300kg=20%
製品中の割合を示します。
外割計算
製品:360kg=セメント:300kg + 混合材:60kg
混合材外割=60kg/300kg=20%
最後に
内割計算なのか、外割計算なのかを良く確認しておく必要があります。
普段の生活の中では、内割を用いることが多いと思いますが、二つの計算方法の違いを整理してみて下さい。
【理系技術者向け】Kindle Unlimitedで読めるおすすめ本
理系技術者としての日々の仕事に忙殺される中で、読書は単なる趣味だけでなく、キャリアや技術の進化においても大きな役割を果たすことができま...